高速バス・夜行バスのメカニズム

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高速バス・夜行バスで使われている車両のメカニズムに詳しくなる

大型バスのメカニズム

北は青森県、南は鹿児島県まで、日本全国を結んでいる高速バス・夜行バスで使われているバスの車両にはさまざまなタイプのものがありますが、ほとんどのバス車両は大型タイプの車両となっています。

 

駆動させるエンジンの排気量はどれぐらいなんだろう?大きな重量を支えるサスペンションや、ボディの構造はどうなっているんだろう?バス車両の大型化と軽量化、高速性に乗り心地の追及など、ここではそんな大型バス車両のメカニズムについて、メカという観点からバスという車両のことを簡単で分かりやすく説明していきます。

 

バス車両のエンジン

最高出力とトルク

トランスミッション

2種類のサスペンション

安全に止まるブレーキ

ドアと割れても安全な窓ガラス

高速バスで使用される車両のメカニズム記事一覧

バスの動力には主に、ディーゼル・エンジンが使われています。乗用車のようにガソリン・エンジンを搭載しているタイプの車両もありますが、現行型の大型バスではディーゼルが主流となっています。では、何故がガソリンよりもディーゼルの方は良いのでしょう。乗客を乗せて長距離を走る高速バス・夜行バスでは、ちょっとした故障でも大きな事故やトラブルに結びつく原因となります。故障するたびに整備していたのでは運行業務に支障...

高速バス・夜行バスの大きな動力を発生するエンジンは、思いバスのボディと多くの乗客を乗せても、余裕をもって走行することあができます。しかし、大出力は、燃費の消費も多くなります。単に、強力なエンジンを搭載すればいいというものではありません。高速バスや夜行バスで使われるエンジンは、車重や乗客数に応じて最適なパワーをもつエンジンが採用されています。例えば、高速バスに使われているエンジン出力は、大型で300...

トランスミッションとは「変速機」のことです。エンジンの動力は、トランスミッション、プロペラシャフト、デファレンシャル、ギアを介してホイールに伝えられる。このメカニズムは乗用車も高速バスもトラックもすべて同じです。自動車が動き出そうとするときには強力な力が必要です。そのためエンジンの回転をギアによる減速で遅くさせ、強い力に置き換えて車輪に伝える必要がある。トランスミッションはギアを何段か組み合わせて...

大重量、しかも乗り心地が重要なテーマになる高速バスや夜行バスにとって、路面のショックを吸収するサスペンションは重要、かつ注目すべきメカニズムです。現在のバス車両に使われているサスペンションは、大きく分けて「リーフサスペンション」と「エア・サスペンション」の2種類がある。乗用車に使われているサスペンションは、はがねの丸棒をグルグルとスプリング状に巻いたコイルスプリングが主流ですが、高速バス・夜行バス...

高速バス・夜行バスのエンジンや駆動系統など、快適に走行するためのメカニズムはこちらのページで説明してきましたが、やはり最も大切なメカニズムは「安全に止まれる」ことです。特に近距離ではなく、長距離を走り、走行速度も速い高速道路で移動する車両は、その運動エネルギーが2乗に比例するため、制動距離も長くなる。それだけに高速バスなどで使用されるバス車両は、ペダルで操作するフット・ブレーキを強化するだけではな...

乗客を30名以上を乗せられる大型のバス車両には、非常口の設置が義務づけられているので、高速バスにも必ず非常口がある。ほとんどの場合は、車体の右側後方もしくは後部に設置されていて、シートを跳ね上げて開けるか、あるいは非常口のドアを開けてからシートを押し出してから避難するようになっている。非常口の位置はバスによって異なるので、高速バス・夜行バスに乗車する際は、必ず乗車時にチェックしておこう。乗客の乗降...