福岡発着の高速バス・夜行バス

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福岡発着の高速バス・夜行バス|九州内のほか本州・四国へも運行

九州は国内でも最も高速バス・夜行バス路線網が発達している地域の一つです。発達というよりも、他の多くの都道府県では鉄道が交通の主流、高速バス・夜行バスがそれを補う交通機関という位置づけですが、九州では最もポピュラーな交通機関がバスなのです。

 

福岡からは佐賀、長崎、大分、熊本、宮崎、鹿児島と、九州すべての県庁所在地との間に高速バス路線があり、すべて30分〜1時間間隔で運行されています。サービス面でも横3列のゆったりとしたシート配置のバス車両が使われているなど、ハイレベルなバスサービスが定着している。

 

これらの高速バス網をリードしているのは、日本一のバス会社でもある西日本鉄道です。日本の高速バスの発達にこの西日本鉄道は大きく貢献してきました。福岡発着では、どの路線でも鉄道に比べて高速バスははかなり格安な料金設定となっています。

 

とくに宮崎行き路線は、JRでは遠回りということもあって、所要時間でもバスを利用する方がずっと便利です。しかも高速バスのシートは、JRのグリーン車並み。九州では主要都市間の交通はもはやバスだけでも充分といった状況にあります。

 

JR九州も、特急列車のスピードアップには積極的で、次々と新型車両の導入が進んでいますが、海岸沿いを曲がりながら走るJR線と、真っ直ぐにつくられた高速道路を走る高速バスの差は大きく、鉄道の威力を発揮しきれていないのが現状です。

 

さらに高速バスのネットワークは福岡中心なだけではなく、熊本〜鹿児島、宮崎、長崎、大分〜長崎間と、あらゆる区間で充実しており、九州が高速バス・夜行バスの先進国であることが実感できます。ただし、高速道路の発達していない北九州〜大分〜宮崎などの区間では、長距離バスもあまり運行はされていません。

 

なお、九州内の夜行バスとしては、福岡〜鹿児島、宮崎、大分〜鹿児島などの路線がある。あまり目立ちませんが、以外と充実しているのは、西日本鉄道の福岡〜筑豊内の路線網です。この炭田地帯はかつて、旧国鉄線が網目のように路線を張り巡らしていましたが、現在は県庁所在地、福岡との間を高速バスが結んでいます。

 

九州の交通網の主役は鉄道からバスへとすっかり変わりました。九州内の高速バスのネットワークに比べて、県外へは昼行便の高速バスはあまり多くは走っておらず、本州へ運行しているのはほとんどが夜行バスです。夜行バスは本州の最も西を起終点にする長崎〜広島間。福岡からは岡山行きがあり、遠距離ルートとしては東京、大阪、金沢、名古屋行きなど、さまざまな便があります。このほか、変わった路線としては、海を2度も橋で越えて運行する福岡〜高知線があります。