萬代橋を眼下に日本海を一望。月岡温泉で地酒巡りを楽しむ
新潟行きの高速バス・夜行バスの終点の多くは万代シティバスセンターとなっています。到着後の昼食は駅から徒歩5分の須坂屋そばで。おすすめのメニューは、新潟名物のへぎそばです。そばは片木と呼ばれる木の器で出てきます。
眼下に見える萬代橋は、信濃川に架かる6連アーチ式の新潟のシンボルで、国の重要文化財に指定されています。
新潟市街地や日本海が一望できる。
萬代橋西詰から水上バスの信濃川ウォーターシャトルで新潟ふるさと村へ向かう。中心施設のアピール館では明治、大正、昭和の新潟の懐かしい町並みを再現。大正時代に話題となった映画館や写真館なども立っています。
バスで新潟駅に戻り、白新線で45分の新発田駅へ。ここから夜行バスで日帰りで帰らない方は温泉宿が19軒ある月岡温泉での宿泊がおすすめです。大正4年(1915年)石油採掘中に湯が噴出したのが月岡温泉の始まりです。「美人の湯」ともいわれ、皮膚病や肩こり、婦人病などに適応しています。
温泉街では、県内全蔵元の95銘柄を集めた地酒巡り越後の酒天湯子を実施。ぐい呑み付きの酒めぐりチケットは、杉玉や赤いのれんが下がる店で5杯分500円で販売されている。飲めるのは飲食店や旅館など30軒余りで、1軒に3〜4種類の地酒が用意され、銘柄は30軒すべて異なります。
翌日は、温泉街発の新発田市観光イベントバスに乗り、8分で市島邸へ。建坪600坪、明治初期に建てられた豪農の館で、敷地はなんと8000坪もあります。高速バス・夜行バスの旅でここへ来ることがあれば、九つの部屋がある南山亭は必見です。回遊式の庭園も見事です。
イベントバスに乗り18分の市役所前で下車し、すぐそばにある蕗谷虹児記念館を訪ねる。地元出身の蕗谷虹児は、竹久夢二と並ぶ大正ロマンの画家です。絵画200点余を中心に直筆原稿なども展示されています。最後は記念館から徒歩15分の市島酒造で酒蔵見学を楽しみ、新潟駅へ戻って高速バス・夜行バスで帰路につく。