夜行バスは長距離交通機関で一番安い
高速バス・夜行バスは、新幹線や飛行機など、長距離を移動する他の交通機関と比較した場足、交通費が一番安く、沖縄を除く全国の都道府県にネットワークを結んでいます。
今でこそツアーバス会社も増え、豪華車両や快適シート、女性専用車両などの導入などもあってか知名度も認知度も以前よりは格段に上がっている夜行バス。その夜行バスの一番のセールスポイントは新幹線などの鉄道や飛行機など、同じ長距離を移動する交通機関と比べて運賃が圧倒的に安いことです。
例えば東京〜福岡を移動すると考えると、飛行機で移動した場合は、羽田空港〜福岡空港へ行くのに普通運賃で約33,000円、お得な割引などが適用されても約21,000円かかりります。では次に新幹線で移動した場合は、東京〜博多の運賃が13,440円、これに自由席の特急料金7,700円がプラスされるので、合計21,210円になります。
一方、最安値の時期に4列スタンダードで東京〜福岡を夜行バスで移動した場合は、片道が5,000円台となっており、新幹線より15,000円以上も安く、旅客機の1/5以下で乗車することができます。現在では飛行機や新幹線でも様々な割引をおこなっていますが、それでも夜行バスで移動する方が断然お得だということが分かると思います。
もう一つのセールスポイントは充実したネットワークです。夜行バスは高速道路が結ばれていれば、日本全国どこへでも行くことができます。現在、北は青森rから南は鹿児島までネットワークを結び、北海道でも夜行バスは運行しています。ただ、北海道は本州からアクセスする高速道路などがないため、北海道と本州を結ぶ夜行バスは現在は運行されていません。
この夜行バスならではの充実したネットワークにより、鉄道では乗り換えが必要な区間でも夜行バスなら直行できるのが最大の利点です。品川〜弘前、大阪〜山形、東京〜高松、東京〜松山、千葉〜和歌山、新宿〜浜田など、他の交通機関にはない直行便が、まだまだたくさん夜行バスには多くあります。
また、都市間の移動のみならず、東京ディズニーリゾートやUSJ(ユニバーサルスタジオジャパン)、富士急ハイランドなど、人気のテーマパークや有名観光地などへの直行便も多数あり、最終目的地まで乗り換えなしで行くことができます。テーマパークや観光地へ直行していない夜行バスがあっても、その都市の中心街や、目的地に近い停留所などが設定されていることが多く、最終目的地まで路線バスや鉄道など、他の交通機関で簡単にアクセスすることができます。