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夜行バスは乗りたいバスが選べる

高速バスとは、その名の通り高速道路を走るバスのことを言いますが、その言葉に特にしっかりとした意味はありません。一般的には「実際に運行する距離の半分以上が高速道路上を走行しているバス」というふうにされています。ここでご紹介している夜行バスは夜、もしくは深夜に出発する高速バスのことで、現在200路線以上が運行されていますが、1998年よりも前から運行している路線は約10路線で、そのほとんどの運行路線は最近新設されたものばかりです。

 

これは、長距離による合理的な夜行ダイヤの設定が実現できたからで、以前は夜間に長距離移動の定番だった夜行列車の減少や居住性の良いバスの登場などにより増えていったことが考えられます。高速バス・夜行バスの運行路線を新設する際、バス事業者は需要が見込めそうな路線を選び、まず初めにパートナー探しを始めます。現在運行している夜行バスの中には1事業者の単独運行ということもありますが、基本的には1路線を1社で運行するということは現在ではほとんどありません。

 

バスは鉄道とは事なり、道路さえあれば日本全国どこへでも行くことができるため、バス事業者は各社それぞれの事業エリアというものを持っています。もし他業者のエリアへ進入する場合には担当する事業者に了解を得るなどしてその均衡が保たれています。これは高速バスも同様で、自社エリアから他社エリアを結んでいます。途中経過するエリアではおおむね高速道路を走るので、起終点のエリアを担当するバス事業者同士で運行協定を結び、1路線をもとに運行する形態が取られています。

 

共同運行会社は起終点エリアのバス事業者に多く、共同運行会社は2社とは限らず、3社以上になる場合もよくあります。これは主に東京〜大阪や東京〜名古屋などといったドル箱路線に多く、起終点の都道府県をエリアとする複数のバス事業者で運行しています。2社で共同運行する夜行バスの場合、交互に運行するのが一般的になっています。例えば、A社とB社による共同運行では、A社が奇数日にA県を出発するなら、同日にB社はB県を出発し、翌日の偶数日にはA社がB県、B社がA県などといったように運行が入れ替わります。

 

しかし運行日はこの奇数日、偶数日で絶対的に決まっているわけでありません。というのも29日や31日などの奇数日もあれば、28日や30日で終わる偶数日もあります。そして翌月は必ず1日からの奇数日で始まるので、もしA社が31日にA県を出発するというようになった場合、翌月1日の奇数日ではA社がB県を出発することとなってしまいます。このように1年間を通して交互に運行しているので、担当日はその月によって変わってきます。複数事業者が共同運行している場合、便によって担当事業者が決められているケースもありますが、各路線ごとに運行形態は異なります。もし乗車するバスを選びたい場合は、バス事業者に直接問合わせをすれば担当日を教えてもらうことができます。