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バスの車両は選ぶことができない

夜行バスの車両はほぼ全車のツアーバス会社が大型の観光バスタイプを使用していますが、各事業者によってバスの車種は異なります。バスを製造するメーカーは現在国内に4社あり、輸入車なども導入されているため、夜行バスで使用する車両の種類は非常にたくさんあります。車両が固定されている路線に関しては、毎日同じ車両を使うので車両のタイプが分かります。しかし、固定されていない路線に関してはどういう車両を使っているのか分かりません。運行路線によってある程度車両は決まっていますが、増便になった場合などは、通常使用しているバスよりもワンランク低い車両を使用することがあるので注意が必要です。

 

ここで全国の夜行バスに仕様されている車両のタイプを紹介致します。現在の主流となるのが、アイポイントが高く眺望のいいスーパーハイデッカーです。室内高が高く、サイドのガラス面が大きいため、開放感があるのが特徴です。大量輸送を可能にしあたダブルデッカーといわれる車両を使用するバス事業者も多くいます。特に有名なのがJRバスの各社です。夜行バスを運行しているJRバス関東、JR東海バス、西日本JRバス、中国JRバス、JR四国バスが導入していて、他にも近鉄バスや南海バス、奈良交通などでも使用されています。JRバス関東と西日本JRバスでは、ダブルデッカーならではのレイアウトとなっており、1階席に旅客機のファーストクラス並みのシート、2階席にビジネスクラス並みのシートを装備した「プレミアムドリーム号」を運行しています。

 

また、JRバス関東と西日本JRバスが共同で運行している「青春メガドリーム号」で使用するネオプラン・メガライナーは、ダブルデッカーの中にも通常の車両よりも全長が3mほど長い輸入車となっています。この車両は導入当初、東京〜つくば線で使用されていましたが、つくばエクスプレスの開業によって東京〜大阪線に転用されるようになりました。通常、ダブルデッカーを使用した場合は乗車人数は最大でも50人強でしたが、このメガライナーでは84人を確保することができています。後部座席のみ2階建て設計のセミダブルデッカーも、JRバスや東北の一部業者などで少数ながらも活躍しています。基本的にはスーパーデッカーと変わりませんが、後部に個室風の1階席があるのが特徴です。この1階席を有効活用するため、サロンスペースにした車両もあります。少人数での旅行なら個室として使用することも可能です。ハイデッカーも最近は増えてきています。スタンダードな大型バスよりもアイポイントが高く、床下に2スパンや3スパンのトランクルームを確保できることと、スーパーハイデッカーよりも車両価格が安く導入しやすいということが理由のようです。しかもスーパーハイデッカーと比べると車高が約30センチ低いにも関わらず、室内の高さはほとんど変わりません。見た目ではスーパーハイデッカーに劣っていますが、ハイデッカーでも十分に満足のいく快適なバス旅行をすることができます。